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ミャンマー現代史

ミャンマー現代史/中西 嘉宏
2022年8月19日/281ページ
目次:ミャンマーをどう考えるか 民主化運動の挑戦 軍事政権の強権と停滞 独裁の終わり、予期せぬ改革 だましだましの民主主義 クーデターから混迷へ ミャンマー危機の国際政治 忘れられた紛争国になるのか


 1988年から約35年間をミャンマーの現代史として説明した本です。軍事政権、民主化・自由化の試み、再びのクーデターという流れになります。
 なぜこの国では暴力の管理がうまくいかないのか? という問題を念頭にまとめられています。
 まず民主化運動側からの解説、次に同じ時期について軍事政権側からの解説が続くことで、同じ時代を異なる方向から描いています。





 2008年時点での憲法の内容が紹介されています。
軍はさらに、憲法改正を拒否する権限 を持つ。(99ページ)
 軍隊が憲法改正に関与する?
 どれだけ軍隊が優遇されているのでしょうか?





 2015年の総選挙で勝利したスーチー政権(実質的に)ですが。
スーチー政権への評価はさまざまあるが、そもそも スーチーに対する周囲の期待が高すぎた 。(148ページ)
 筆者はこれを民主化の「多幸感」に過ぎないとしています。
 日本でも政権交代がありましたが、期待が高すぎて比較的短命な政権となったように思われます。
多数派の意思を政治に反映させる意味での民主化を進める意思はあっても、それと少数派の包摂を両立させるバランス感覚には欠けていた(略)。(162ページ)
 スーチー氏の演説には仏教を連想させる内容の演説はあっても、政治手法には具体的な策が無かったのでしょうか?
 政権を奪う力と、政権を維持する力は別物でしょうから。





 ひとくちに「インドシナ」と言いますが。
この地域を、それまでの「外インド」ではなく、多分に地政学的なニュアンスを込めながら、インドと中国を合わせて「インドシナ」と呼んだ(略)。(210ページ)
 なるほど「印度」と「支那」ですか。いまのいままで気づきませんでした・・・。
 いずれにせよ、インド文明と中国文明とが交わるという重要な地域です。










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