fc2ブログ

アイルランド妖精物語 Fairy and Folktales of Ireland

アイルランド妖精物語 Fairy and Folktales of Ireland/高畑 吉男
2012年7月20日/234ページ
目次:西部篇 東部篇 北部篇 南部篇 より彼らを知るためのお話7選


 どうして妖精は人をさらうのか、なぜ妖精砦に住んでいるのか、そもそも何者なのかを考え、現地を訪問しつつ彼らの影を追いかけたのだそうです。
 どうして妖精が人をひきつけるのかという点については、どこかしら懐かしさを感じさせるからとのことです。
 現地を旅する様子と妖精にまつわる物語が交互に紹介されています。
 あと、アイルランドの地図は巻末ではなく冒頭に掲載してほしいですね。



 どうしてそのような話になったのか、どう考えても分からない物語もあります。
 水辺に棲む「ケルピー」が紹介されています。
 それは人を巧みに水辺に誘い込むのだそうです。
そして水中に引きずり込まれ、肝臓 以外すべて貪り食われてしまう。(43ページ)
 そして被害者の肝臓だけが岸辺に打ち上げられるのだそうです。
 なぜ肝臓なのか?
 肝臓といえば、人間に火を与えたことへの罰として、大きな鷲に肝臓をついばまれるというギリシャ神話を思い出します。



 さまざまな話を読んでいると、現地の妖精とは日本でいう「妖怪」のイメージに近いのではないかと思えてきます。
 そもそも妖精というものは、日本ではあまりネガティブなイメージではないような気がします。
彼らは(略)こちら側の存在 ではなく、人の都合や価値観などお構いなし(80ページ)
 いろいろなタイプがいるものの、あくまで自然界の一部として、人間がいようといまいと厳然としてそこに存在する。
 そこには人間の倫理観や価値観はまったく通用しないのでしょうし、理解できなかった自然現象を擬人化したのが妖精なのかもしれません。



アイルランドでは昔から、詩の力 が大変大事にされてきた。(151ページ)
 それは神話の中で顕著に見られるのだそうです。
 聖書でみられる、「言は神と共にあった。言は神であった」を思い出しますが、もっともこちらのほうは、「行いを伴うことば」だそうですが。





スポンサーサイト



カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
FC2
最新記事(T)
手にとるようにわかる ブランディ… 2024/02/26
ストーリーブランディング100の… 2024/02/24
ブランディングが9割《ケーススタ… 2024/02/22
60歳からは脚を鍛えなさい 一生… 2024/02/20
ブレイクスルーブランディング 【… 2024/02/18
80歳の壁 2024/02/16
選ばれる会社になる!ブランディン… 2024/02/14
中欧の不死鳥 ポーランド不屈の千… 2024/02/12
涼宮ハルヒの憂鬱 2024/02/10
銀行を淘汰する破壊的企業(再読)… 2024/02/08
数値化の鬼 「仕事ができる人」に… 2024/02/06
図説 世界の外食文化とレストラン… 2024/02/04
ポーランドの歴史を知るための55… 2024/02/02
スカートと女性の歴史 ファッショ… 2024/01/31
ジェネレーティブAIの衝撃 【8… 2024/01/29
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

広告R
広告R
ブログ村PVランキング
プロフィール

ReadingBooks

Author:ReadingBooks
起きて、読み、走り、食べて、寝る。(※ 本などの写真・リンクは、Amazon.co.jpアソシエイト 及び Rakutenアフィリエイト を利用しています。)

ポチっとな
にほんブログ村 本ブログへ

人気ブログランキング
カテゴリ
死 (5)
UK (10)
USA (1)
酒 (8)
月別アーカイブ
広告R