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秘境駅への旅 そこは、どんな場所なのか

秘境駅への旅 そこは、どんな場所なのか/吉永 陽一
2023年9月15日/240ページ
目次:そもそも秘境駅とは何か 秘境中の秘境駅を訪ねる 特徴ある秘境駅を訪ねる 観光地化する秘境駅を訪ねる 対談 秘境駅ランキング生みの親・牛山隆信×著者・吉永陽一 今後の秘境駅はどうなる


 写真家である筆者によるいわゆる「秘境駅」の訪問記です。
 ただし、単に地方を訪れて「人がいない」「寂びれている」などの感想しか書かれていないような気もしますが、秘境駅と呼称されることは現地の人々に失礼ではないか、あるいは、過疎化の問題や秘境駅となった経緯は何かなどについても考えられているようです。
 また、一般的なイメージである、訪問しにくい、また周りに人が住んでいないという駅ではなく、乗降者数が少ない、周囲に市街地がないというだけの駅も多数紹介されているので注意が必要です。
 流行り言葉を本のタイトルにするのはよくあることです。



 筆者のいう秘境駅訪問すると他の訪問者に合うこともあるようです。
私を見て驚いた様子で、我々3人は口をそろえてこう言った。「まさか、ここに人がいるなんて!」(57ページ~)
 人がいない場所に行きたいのでしょうか?
 筆者にしても日ごろは「都会」に住んでいらっしゃることを強調されており、それならばほかに様々な場所があるはずですが。



 また、鉄道のジャンクションのためだけに切り拓かれた場所にある「落合駅」を訪問します。
てっきり落合という地名だと思っていたら、落ち合うが駅名の語源だったとは。のっけから駅名の由来にやられてしまう。(90ページ)
 なぜ「やられた」のかは記載がありませんが、中国地方の日本海側と瀬戸内海側を鉄道で連絡する国策として鉄道が引かれ、結果として山の中に駅が作られたのだそうです。
 その地域の人口が増えただとか、新しい産業が発達したとかの理由のほかに、このような理由で駅ができることもあるのですね。



 秘境駅が有名になり観光地化することについて。
牛山:秘境駅 まんじゅうせんべい をやり始めちゃったから……。
吉永:いかにも日本らしい(笑)
(230ページ)
 何が「日本らしい」のか、そしてどうして「笑」なのか。
 しかし、観光政策は「周遊」に力を入れていて、そのためには観光資源を多数そろえた方が有利です。
 さらに、その地域で観光客が長期滞在すると、いわゆる観光の「単価」(その地域でどれだけお金を使うか)が上がりますので、このような地元の「努力」は当然なのでは?





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