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なぜ私たちは存在するか ウイルスがつなぐ生物の世界

なぜ私たちは存在するか ウイルスがつなぐ生物の世界/宮沢 孝幸
2023年4月7日/228ページ
目次:ウイルスを作る―ウイルスは物質なのか生物なのか? 病原性ウイルスの研究 ウイルスを排除することはできるか?―天然痘を撲滅できた数多くの幸運 細胞間情報伝達粒子がウイルスになった?―エクソソームがウイルスの起源なのか レトロウイルスの起源と本来の役割 遺伝子の平行移動(ラテラル・ジーン・トランスファー) 現代のコアラはタイムマシーンか―種の壁を越えていくウイルスの現場 なぜ小さな恐竜も絶滅したのか? 場と生命、そして宇宙


 ウイルス学者による、ウイルスとは何なのかそして人間との関係などの解説です。
 さらに、ウイルス研究の実際だけでなく、その研究を通しての筆者の生命観にまでも話が及びます。


42℃で60秒ほど温め て、再び氷の上に戻すと、プラスミドが大腸菌の中に入っていきます。(23ページ~)
 このように実際の研究手法が解説されます。
 まるで何かの料理をつくっているかのようです。



 ウイルスをこの世界から排除できないのかという疑問に対して、筆者は困難であると断言しています。
 それではなぜ天然痘は撲滅できたのか。
 その理由の1つに意外なものがあります。
天然痘は 感染したら必ず発症 します。この特徴も重要です。(77ページ)
 発症したら必ず何らかの対策をとります。
 発症しなかったら何もせずに、そのまま他の人にうつしてしまい、その人が発症することになるでしょうから。
 したがって、必ず撲滅しようという動機になった。



ウイルスを研究し続けた者として、ウイルスが単に生物を病気にさせるために発生したとは、どうしても思えないのです。(146ページ)
 人間のからだのしくみ上、細胞に対してウイルスと同じような作用をする「モノ」があるのだそうです。
 人間に害をもたらしているとしても、最終的にそれが必ずしも「善」か「悪」かを判断できないのかもしれません。



宇宙空間に漂っている生命の種が地球に単独で、あるいは隕石とともにやってきて共通の祖先をつくったのではないかと想像してしまいます。(208ページ)
 いわゆる「パンスペルミア説」です。
 生命は宇宙からやってきた。
 しかし、それは生命がどのように誕生したのかという問いには答えられていません。






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