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お隣のイスラーム

お隣のイスラーム - 日本に暮らすムスリムに会いにいく/森 まゆみ
株式会社紀伊國屋書店/289ページ
2018年2月26日/第1刷発行
 
 著者が日本で暮らしているイスラム教徒にインタビューした記録です。


日本に来て予想したのと違いましたか?
「はい。人間が冷たいのでがっかりしました。そこは私の田舎と違う。それから子どもたちのマナーが悪いのにも驚きました」
 日本の地方都市では印象も違ったでしょう。幾分はですが。


「いくら預言者がすばらしいからといって神格化してはいけない。日本では近代の人まで神様にしてしまっていますね。乃木神社とか、東郷神社とか。そういうことはイスラームではありえません」
 乃木希典、東郷平八郎ですか。よくご存じですね。しかしイスラム教でも、預言者の墓などを崇める風潮もありますが。


「イスラームは宗教ではなく、生き方なのです。いいことしましょう、悪いことやめましょう、ということです」
「宗教は人の心のなかのこと。それが政治の種になっちゃった。あれはイスラームじゃないよ」
 しかし、その生き方を強制されるような場面もあるようですが。


日本に来てからもモスクに行ってお祈りしますか?
「うーん。あんまり。時代によって場所によって人によって、イスラームもいろいろです」
 お酒を飲む人もいるそうですから。


「ケンタッキーもいかないよ。ハラールの肉じゃないから。マクドナルドは最近行くようになったんですね。フィレオフィッシュとえびフィレオは食べられる」
 ムスリムもいろいろ説明がたいへんそうです。


「ジャスミン革命」として知られていますが、これはアルジャジーラや欧州のメディアが使う名称で、当事国のチュニジアでは「自由と尊厳の革命」と呼んでいます
 メディアには要注意ですね。


「最近はイスラームの人が日本に観光にくることが増えていますが、ハラール料理を食べられる店があっても、エスニックばかり。本当は日本料理が食べたくても、ハラール対応じゃないから食べられない人もいる」
 なるほど、観光に来た現地の料理そのものをハラール対応にしてほしい、というニーズがあるのですね。


「日本人から一番勉強したことは、『もったいない』ということです。『いただきます』『ごちそうさま』とかもそうですが、これはマレー語には翻訳できない言葉なんです」
 日本の場合、一神教ではなく多神教起源の考え方だと思いますが。



 
 
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tag : 観光

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