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感染症時代の新教養「ウイルス」入門 【感染症の歴史、ウイルスそのもの、ウイルスによる病気・過程、ウイルスが原因となる社会現象】

感染症時代の新教養「ウイルス」入門/川口 寧 監修
2022年3月15日/286ページ
目次: 人類がウイルスを発見するまで ウイルスの正体に迫る ウイルスが病気を起こすしくみ ウイルスと生体の激しい攻防 感染症を起こすウイルスたちの素顔 動物・植物・細菌に感染するウイルス ウイルスとともに生きる私たち


 人類とウイルスのかかわりの歴史、ウイルス、ウイルスによる病気やその過程など、さまざまな面からウイルスを解説します。
 ウイルスの悪玉的側面だけでなく、ウイルスが原因となる社会現象のほか、いわゆる善玉ウイルスなども紹介しています。
 図解・イラストが多い、分かりやすいなど、解説本として かなりの良本 といえます。




 17世紀のオランダで、一風変わったチューリップが人気を博したのだそうです。
 それは花弁に「ブレイク」という「色割れ」のある品種でした。
じつはこれは、アブラムシが媒介する ウイルスによってチューリップモザイク病に感 し、花弁や葉の色が割れたものなのです。(16ページ)
 これが珍重品として人気を博し、球根1個が年収の数十倍で取引されていたとのこと。
 いわゆるチューリップ・バブルの原因の一つに、植物にかかわるウイルスがあったとは。





これを立証するために、ジェンナーは実験を行います。ジェンナー家の使用人の息子である8歳の少年 に、牛痘の水ぶくれから採取した液体を接種し、その後に天然痘の膿を接種したのです。(19ページ)
 なぜ使用人の息子なのか? なぜ8歳の少年なのか?





 しかし、なぜウイルスは人間に悪い影響、害を与えてしまうのか?
 そういうものであれば人間と共倒れしてしまうのではないかと、常々思っていました。
ウイルスも生存戦略上、感染細胞を殺したり宿主を病気にしたりせず、宿主とうまく共存することが「願い」のはずです。(略)自然宿主に対してはそれがうまくいき、ウイルスは共存に成功して病気を起こさないのです。(68ページ)
 本来の「宿主」とは仲良く(?)やっていたウイルスが、他の「宿主」(人間など)にかかわると、とたんに悪い影響を与えることとなってしまい、そういう運の悪い(?)ウイルスが人間にとって「感染症」の原因となるウイルスと認識されてしまうのですね。





 エボラウイルスは免疫回避のため「おとり」のたんぱく質を放出するそうですが。
このようにエボラウイルスは巧妙な免疫回避のしくみをもっているために、致死率が高く非常に危険なのです。(192ページ)
 あれ? 人間の免疫機能を避けることができるのであれば、単にウイルスの「生存力」が強いだけではないのでしょうか?
 人間の致死率が高い理由になっていないのでは?










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