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DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール 【 死を意識する 】

DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール/ビル・パーキンス
Die with Zero: Getting All You Can from Your Money and Your Life by Bill Perkins, 2020)
2020年9月29日/280ページ
目次:「今しかできないこと」に投資する 一刻も早く経験に金を使う ゼロで死ぬ 人生最後の日を意識する 子どもには死ぬ「前」に与える 年齢にあわせて「金、健康、時間」を最適化する やりたいことの「賞味期限」を意識する 45~60歳に資産を取り崩し始める 大胆にリスクを取る


 経済的に豊かなになるだけではなく、人生を豊かにするために生きる。
 そして「ただ生きる」だけでなく「十分に生きる」ということをすすめる本です。
 具体的には、今しかできないことに金を使うため、人生を最適化するための 原則・ルール を紹介しています。
 こういった「お金」に関する本は、お金より時間を大切にする、または、お金より人間関係を大事にするといった、お金よりもほかに重視すべきことがあるという流れで展開するものが多いものです。
 しかし、この本はお金の使いみちをストレートに考え、ライフステージなどを考慮して合理的にお金を使うための 実践的な方法論 を展開しているのが特徴です。
 そのことは、「本書では、金は『ライフエネルギー』を表す」などといった表現にあらわれています。



 友人、知人の死が自分の考え方を変えるといった話はよくあります。
死は人を目覚めさせる。死が近づいて初めて、私たちは我に返る。先が長くないと知り、ようやく考え始める のだ。(17ページ)
 そして筆者は、ほとんどの人は喜びを先送りしすぎていると断定しています。
 たしかにお金は「繰り越し」できますが、(有給休暇などは別として)時間は繰り越すことはできません。
 時間というものは使わなければ永遠になくなってしまう。その行動のもとが、まるで「人生が永遠に続くかのような気持ち」でいるからでしょう。



 また、筆者はモノを買う際に、そのモノの価格を稼ぐための労働時間を計算するようになったのだそうです。
「ダメだ、このシャツを買うために 2時間も働けない!」(29ページ)
 つまり、2時間働いて2千円の現金を得たとしても、その2時間分のライフエネルギーはそのシャツと同等なのか? ということですね。
 これと似たような考え方は自分も実践していましたね。
 たとえば、お店でモノを買うときに「この商品は牛丼何杯分か?」という問いかけを自分自身にしていました。
 




 いわゆる「ラテ・マネー」の話も。
スターバックスで 毎日コーヒーを買う金 を貯めれば、数か月ごとに国内旅行の飛行機の往復チケットくらいは手に入れられる。(65ページ)
 ただ、筆者は単に高いコーヒーを飲む習慣について、まったく価値が無いと言っているわけではありません。
 その行動を常に自問する生活をする、つまり「自動運転モード」で人生を送るのはやめないかという問いかけです。
 まさに「あの金で何が買えたか」ということでしょう。
 




 このブログで何回も紹介している「マシュマロ・テスト」も紹介。
 子どもがいま1個のマシュマロを食べるか、それともいまの1個を我慢して15分後に2個のマシュマロを食べるかという実験です。
 
大人は一般的に、子どもよりも我慢強く喜びを先延ばしにできる。だが、先延ばしをしすぎ て損をするケースが少なくない。(170ページ)
 ただし筆者は、いまの1個のマシュマロを選択することも大事だといいます。
 なぜならライフステージによって、楽しみを引き出す能力が異なるからです。
 例えば、バックパックを背負っての放浪の旅であればせいぜい20代に、ゆったりとした豪華客船のクルーズであれば老後に、といった感じでしょうか。



 これらの考え方の根底には、常に「死を思え」という意識が流れているように思います。
人は終わりを意識すると、その 時間を最大限に活用 しようとする意欲が高まるということだ。(196ページ)
 人生の終わりを考慮してお金を使うという基本原則は、この本で何度も強調されています。






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