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ポーランドの歴史を知るための55章

ポーランドの歴史を知るための55章/渡辺 克義 編著
2020年9月30日/272ページ
目次:建国から中欧復活まで ポーランド人とユダヤ人 ポーランドと日本 政治・経済・社会の変貌 市民生活とカトリック 言語の周辺 文学・芸術・映画
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 ポーランドの歴史について、大まかな流れ、通史(中世から現代まで)、テーマごと(カトリック、文化史、日本との関係など)に解説しています。



 18世紀のポーランドのシュラフタ(貴族)について。
当時の慣習では、領地と家産の分散を防ぐため、男子が複数いるシュラフタ家系は 相続者を一人に限定 するのが一般的(略)(74ページ)
 兄弟(男性)に対して平等に財産を相続していたら、「家」が存続しなくなってしまう。
 財はまとまっているからこそ「力」となる、ということでしょうか。
 こういう慣例は世界のいたるところで見られますね。
 ちなみに当時のポーランドでは、財産を相続されなかった兄弟は聖職者などの道へと進んだそうです。



 ポーランドと言えば必ず紹介されるこの人。
 マリア・スクウォドフスカ=キュリー。
ワルシャワで生まれた彼女が渡仏したのは1891年、24歳になってから のことである。(126ページ)
 したがって、彼女の精神的学問的な基礎を作ったのはポーランドであると、筆者は記しています。
 しかし、ノーベル賞の業績については、研究に打ち込むことができたフランスの環境にあったのではないでしょうか。
 近年でも、アメリカの大学などに在籍する日本人研究者がノーベル賞を受賞していますが、これは日本人であるということよりも、アメリカの研究環境が優れていたという点が重要なのでしょうか?



 ポーランドは1939年にドイツの侵攻を受け、その16日後にソ連からも侵略されます。
そこ(ポーランド)に居住している「兄弟民族」たるベラルーシ人とウクライナ人を保護する必要が生じたという論理である。(285ページ)
 なんと、ロシア人にとってウクライナ人は「兄弟」だったのですね。
 それが今、兄弟同士で争っている・・・。
 きょうだいは「他人の始まり」。






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