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どろどろのキリスト教

どろどろのキリスト教/清涼院 流水
2022年12月30日/238ページ
目次:初代教会の愛憎劇 ローマ帝国で苦しむ教会の愛憎劇 暗黒の中世教会での教皇たちの愛憎劇 十字軍の混迷から宗教改革に至る愛憎劇 全世界に広がる福音宣教の愛憎劇


 どろどろの愛憎劇に着目し、エンターテイメント性のある物語を楽しむことで、キリスト教の歴史を知るために書かれた本です。
 おおむね本書の前半はそのとおりなのですが、中盤から後半にかけては単なる歴史の解説になっているのが残念。




パウロの目から ウロコのようなものが落ち て、彼はふたたび目が見えるようになりました。(41ページ)
 いわゆる「目から鱗」の語源だそうです。
 たしかに本が希少品の時代はそのような表現が人々の記憶に残ったのでしょう。
 本書ではほかに「足を洗う」「狭き門」「豚に真珠」「砂上の楼閣」などもキリスト教関連の言い回しが語源なのだそうです。




こんにちのキリスト教の基礎である新約聖書は、そのように、自分たちから分離・独立した 異端の偏った主張に対抗する ために、生み出されたものだったのです。(62ページ~)
 集団が大きくなると様々な考え方があらわれて、収拾がつかなくなります。
 そのために、確固とした変化しない原理原則が必要になったと。
 なんだか、国家における「法」と似たような位置づけでしょうか?
 いずれにしても、キリスト教も「攻め」(信者の拡大)から「守り」(異端の排除)に変化せざるを得なかったのでしょう。




(略)キリスト教では、きたるべき復活 に備えて、土葬が原則となっています。(167ページ)
 しかし、それでは広大な土地が必要です。
 SDGsの観点からは火葬がよさそうな気がしますが。
 そういえば、昔の映画で「リサイクル葬」なんてものがあったような気がします。
  









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