fc2ブログ

天下人の軍事革新

天下人の軍事革新/本郷 和人
2023年4月10日/241ページ
目次:戦国時代の真実 織田信長―戦国時代に革命をもたらした発想と行動 豊臣秀吉―史上初の兵站システム、桁違いの規模とスピード 徳川家康―戦わずして敵を屈服させる、最大の軍事革新 なぜ天下を取れたのか


 すぐれた軍事指導者は能力のある政治家、経済人であるとする筆者が、天下人がいかに軍事革新を成し遂げたかを明らかにする本だそうです。
 内容は「軍事」の部分はやや少なめで、政略、経済などの割合が高いですね。



 織田信長には、大胆な人材の「抜擢」が多かったようですが。
信長には、この人物はこの点において有能だからこのポジションにつける、といった人事の思想がありません。徹頭徹尾、結果論 で人材を見ています。(66ページ)
 戦いというフィルターによりその人物を試していたのでしょうか?
 これには「運」の要素も入り混じってきますが、だからこそ戦乱の世を生き延びてこられたという見方もあります。
 実戦では人間性や才能だけを見ていてはダメ?



 有名な桶狭間の戦いですが。
戦死者が偏っていない、つまり奇襲ではなく、正攻法の戦い だったのです。(74ページ)
 今川義元だけではなく武将クラスも戦死していることから、今川軍の兵力を分散したうえでの、本隊同士の正面決戦だったといいます。
 さらに、勝ちいくさが後世に伝えられるとき、相手の戦力を過大に表現してしまう傾向があるようにも思います。
 たとえば、今川軍2万5千、織田軍3千などといったように。



 豊臣秀吉の中国大返しについては、決して思い付きではなかった点も解説。
秀吉は中国攻めのため、途中に拠点を確保 して宿泊ができるよう整備し、兵糧も蓄えていました。(123ページ)
 備中高松城の攻略に時間をかけたため、当然、補給路の整備を行っていたのでしょうが、これが高速移動の役に立ったとの見方もできそうです。







関連記事
スポンサーサイト



コメントの投稿

非公開コメント

カレンダー
01 | 2024/02 | 03
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 - -
FC2
最新記事(T)
ストーリーブランディング100の… 2024/02/24
ブランディングが9割《ケーススタ… 2024/02/22
60歳からは脚を鍛えなさい 一生… 2024/02/20
ブレイクスルーブランディング 【… 2024/02/18
80歳の壁 2024/02/16
選ばれる会社になる!ブランディン… 2024/02/14
中欧の不死鳥 ポーランド不屈の千… 2024/02/12
涼宮ハルヒの憂鬱 2024/02/10
銀行を淘汰する破壊的企業(再読)… 2024/02/08
数値化の鬼 「仕事ができる人」に… 2024/02/06
図説 世界の外食文化とレストラン… 2024/02/04
ポーランドの歴史を知るための55… 2024/02/02
スカートと女性の歴史 ファッショ… 2024/01/31
ジェネレーティブAIの衝撃 【8… 2024/01/29
60歳からはやりたい放題 実践編… 2024/01/28
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

広告R
広告R
ブログ村PVランキング
プロフィール

ReadingBooks

Author:ReadingBooks
起きて、読み、走り、食べて、寝る。(※ 本などの写真・リンクは、Amazon.co.jpアソシエイト 及び Rakutenアフィリエイト を利用しています。)

ポチっとな
にほんブログ村 本ブログへ

人気ブログランキング
カテゴリ
死 (5)
UK (10)
USA (1)
酒 (8)
月別アーカイブ
広告R