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エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる

エルサレムの歴史と文化 3つの宗教の聖地をめぐる/浅野 和生
2023年5月25日/297ページ
目次:エルサレムの歴史―旧約聖書から二一世紀まで ユダヤ教とエルサレム―聖地の誕生 キリスト教とエルサレム1―若きイエスの足跡をたどる キリスト教とエルサレム2―受難と復活の現場として イスラム教とエルサレム―ムハンマドとカリフたちの遺産 エルサレムの諸相―聖地巡礼の現在形


 エルサレムを3つの宗教の聖地と位置づけ、その宗教と密接に関連しながら発達したようすを時には物語のように時には旅行記のように説明します。
 物語に耳を傾けるのが本書の目的であると筆者は言いますが、これは「新訳聖書を知っていますか」を連想させます。

 



「イエス・キリスト」は「名・姓」と思われていることもよくあるが、「救世主イエス」という意味である。(13ページ~)
 びっくりした時(?)など「ジーザス・クライスト!」なんて言いますが。
 むしろ、現代ではその表現のほうがよく聞くような気がします。
 また、キリストの語源はギリシア語の「クリストス」なのだそうです。



 聖書の話となれば、当然ダビデやゴリアテなどにも言及されます。
 かの有名なダビデ像(ミケランジェロ)も紹介されています。
手ぬぐいを肩にかけて これから 風呂に入ろうとしている ところに見えるかも(41ページ)
 見えません。
 意外と変わった想像力を発揮する筆者です。
 また、手ぬぐいではなく石を投げるための道具です。

  




 そして有名なベツレヘムのくだりですが、その際に登場する3人の学者(メルキオール、バルタザール、カスパール)も説明されます。
(略)それぞれ 青年、壮年、老年 の男性として描かれた。また三人のうちのひとりを黒人の姿で描いて(略)(111ページ)
 そのことにより、イエスがある特定の集団や地域の救世主ではなく、世界の救世主であるというアピールになったのだそうです。
 少なくともポリティカル・コレクトネスを意識していたわけではなさそうです。
 たしかに、物語の前提をさらりと当たり前のように、断定的に進める手法は、国家のプロパガンダなどにもみられます。

 





※ 紹介されている現代の作品

アラジン(ディズニーの実写版)


背中の曲がった男(コナン・ドイル)









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