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江戸の芸者 近代女優の原像

江戸の芸者 近代女優の原像/赤坂 治績
2023年3月22日/222ページ
目次:江戸時代の女性芸能者 踊子の誕生 歌舞伎舞踊・音楽の大衆化 踊子から芸者へ 吉原の廓芸者 芸者の盛衰 明治初期の国際女優


 おもに日本の戦国時代から江戸時代の女性芸能者について解説しています。
 ただ、副題の「近代女優」についてはあまりページが割かれていないのが残念。(エピローグに少し出てくるだけ。)



現代の日本人のほとんどは、江戸時代は女性芸能者がいなかったと思っている。(11ページ)
 ドラマや小説の影響かもしれませんが、個人的には女性の芸能者は普通にいたという印象なのですが・・・。
高校の日本史教科書の江戸時代のくだりには女性がほとんど登場しない。(16ページ)
 しかし、日本における他の時代も同様なのでは?
 また、ヨーロッパのルネサンス期で紹介される画家などの芸術家も、男性の割合が非常に高いと記憶しています。



 女性芸能者の源流として、出雲のお国が紹介されています。
 徳川家康が征夷大将軍の宣下を受けた年だとのことです。
「かぶき」は動詞「傾く(かぶく)」の名詞化。(20ページ)
その者たちは(略)常識外れの格好をしていたが、そのような者を「かぶき者」と言ったのである。(21ページ)
 ただし、出雲のお国は男性を演じていたのだそうです。
 筆者は、出雲のお国がかぶき者の最新のファッションを身に着けていたと解釈しています。
 まあ個人的には、かぶき者と言えば彼なのですが。
  ↓
 <



遊女歌舞伎の大流行に恐れをなした幕府は 女性の舞台出演を禁止 する。(11ページ)
 このことにより歌舞伎が男だけの世界になったのだとか。
 女性の芸能者が増えると国の経営に支障が出てくるのでしょうか?
 もしかしたら、武士ではない一般の民衆がガヤガヤ騒いでいると、武士としては一向一揆などを連想してしまうのかもしれません。
 そして、男性が女性を演じた結果・・・。
今、若い女性の晴着になっている 振袖 は元々、若衆(すなわち男性)の舞台衣装だった。(46ページ)
 衣装についても意外な移り変わりがあるものですね。
 若い男性のその衣装が恰好いいので、若い女性が着るようになったのだとか。
 現代でも歌手や女優のファッションが流行したりしています。





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