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半島の地政学 クリミア半島、朝鮮半島、バルカン半島・・・なぜ世界の火薬庫なのか?

半島の地政学 クリミア半島、朝鮮半島、バルカン半島・・・なぜ世界の火薬庫なのか?/内藤 博文
2023年2月28日/221ページ
目次:半島はなぜ、いつも衝突の舞台となるのか? バルカン半島に見る大国衰亡の地政学 朝鮮半島に見る内部分裂の地政学 クリミア半島に見る国家威信の地政学 国際社会を揺らす火薬庫と化した4つの半島 世界を激震させる起爆点となった4つの半島 見えない火種がくすぶる4つの半島

 半島というものは大陸でもなく島でもない、まるで独自の論理で動いていくものであると主張する筆者が、その不可解な「妖怪」である半島について、地政学などからアプローチした本です。
 また、半島の抱える問題はその半島のみで解決するものではなく、周囲の大陸を巻き込んでいくことに特徴があるとも解説しています。



 半島は大きな平野もなく山脈などによって隔てられているものが大半だと思いますが。
こうした半島の地形から生まれやすいのは、ミニ国家部族国家 である。(15ページ)
 これにより半島では単一の国家が成立しにくい状況になりやすいと説明しています。
 しかも、日本のような完全な「島」ではないため、大国が手を出しやすいという点がポイントだと思います。
 つまり、侵攻したはいいが、半島独自の地形のため結局は難儀してしまうということでしょうか。



 さらに半島という地形にはメリットも存在するようです。
半島は侵攻の難しい「要塞」なのだが、(略)半島が海への出口、海洋支配の拠点となる(30ページ)
 半島は三方を海に面しており、天然の良港が多いことがメリットとして挙げられています。
 たしかに半島にある港は急に水深が深くなる場合が多いように思います。
 つまり、周辺の海を支配するための拠点となるメリットを備えているということでしょう。
 面積的にもそれほどではなく、都市も発展していないところに攻め入るのは、それなりの理由があるものです。



インド半島 ヨーロッパ半島(16ページ)
 ちょっと半島の定義を広げすぎなのではないでしょうか?
 また、本書で挙げられている半島地形の特徴にしても、同様の地形は必ずしも半島特有のものではなく、他の場所でも見られるものですが。





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