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数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法

数値化の鬼 「仕事ができる人」に共通する、たった1つの思考法/安藤 広大
2022年3月1日/288ページ
目次:「数値化の鬼」とは何か 数を打つところから始まる―「行動量」の話 あなたの動きを止めるもの―「確率」の話 やるべきこと、やらなくてもいいこと―「変数」の話 過去の成功を捨て続ける―「真の変数」の話 遠くの自分から逆算する―「長い期間」の話 数値化の限界


 数字で考えることをすすめている本です。
 数字に着目する理由として、感情に訴えかける言葉では必ず失敗を繰り返すといい、誰の目にも明らかな基準を設けて割り切ることが必要であるとします。
 つまり数字は感情ではなく、理論的で冷静にものごとを判断するためのツールであるということです。



 まず、いわゆるPDCAとの関係について。
人間は「計画を立てるとき」がもっともテンションが上がります。(略)計画は、実際に 行動が伴なって初めて意味を持ちます。(80ページ~)
 この「実行」という点はほとんどすべての啓発本で強調される点ですね。
 いくら机上で計画を立てても着手しなければ意味がなく、計画はいくらでも後から修正したらいいという考え方です。
 この修正にも数字が重要となります。
 そして、次の点も強調されます。
だから、まず誰よりも数をこなす。「行動量」を増やす。PDCAの「D」を増やす。(87ページ)
 やまりこれも重要ですね。
 頭でっかちになるよりも、たくさん行動してより良い計画を立てるための糧とする。
 いまや、このことについて言及されていない啓発本は全くないと言えます。



 「やるべきこと」と「やらなくてもいいこと」について。
この見極めに必要なのが、「変数」という考え方です。(略)それは、「プレゼン資料の『完成度』が『変数』ではない」からです。(166ページ)
 いくら資料の完成度を高めても結果につながらない場合は、その点が結果に結びつかないということです。
 つまり、変数とは自分で変えられるもの、結果に影響があるものであり、その変数に着目して、変数という数字を動かすことに注力するということでしょう。
 この「変数」という概念で説明するのは斬新ですね。



 最後にちょっとだけ心配な点も。
忙しく働く経験を早めに積んだほうがトクをすることがイメージできるでしょう。(247ページ)仕事は、人生の中で唯一、「糧」を得ることができる場所です。(281ページ)
 おっしゃりたいことは、すごくよくわかります。
 しかし、この筆者はそんなつもりはないのでしょうが、やりがい搾取などと言われるように、他の経営者に長時間労働の「言い訳」として使われるようなことがあってはならないのではないでしょうか?




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