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80歳の壁

80歳の壁/和田 秀樹
2022年3月25日/226ページ
目次:医者・薬・病院の壁を超えていく 老化の壁を超えていく ボケ・認知症の壁を超えていく 高い壁を低くするヒント-50音カルタ 人生100年の壁も超えていく


 幸せな晩年を選択するために、まず高齢者の現実を知ることで老いを受け入れ、自分のできることを大事にする生き方を提言しています。
 人生100年時代という言葉が80歳の壁を高くしていること、80歳を超えたら必ずと言っていいほどガンがありそれに気づかない人も多いことなども指摘しています。



大学の専門医ではなく、地域のいわゆる「町医者」をかかりつけ医にしたほうがいい、と私は思っています。(54ページ)
 それは、必ずしも大学がどうこうというわけではなく、高齢者診療の基本がわかっていない可能性があるからといいます。
 ともすれば検査の数値が頼りとなってしまい、個人差が大きくなる高齢者を診ることができない可能性があるとのことです。
 たしかに、かかりつけという観点からは、いわゆる「総合診療医」的な医師に診てもらったほうが安心できる気がします。



 具体的な話では、診察では高齢者に限らず「血圧」を測ることが基本となっていますが。
かつては血圧150くらいでも血管が破れることがありましたが、それは昭和30~40年代の日本人の栄養状態が悪かったころの話です。(79ページ)
 昔は食道静脈瘤で血を吐くということがよくあったように思いますが、現在では少ないのでしょうか?
 筆者は薬を飲み続けるという選択は間違っていることを強調しています。



 次に、日常生活における最重要課題(?)のひとつである食べ物について。
脳を通して「食べたい」という信号を伝えているとも考えられるわけです。(95ページ)
 少し太っている人が長生きするというデータを紹介し、そのほうが体は好調という人もいると言います。
 もし、そうであればその欲求が単なる嗜癖なのか、それとも、本当に身体に必要なものからのものなのかを判断する術はないのでしょうか?



 そして「老化」のいち症状であるもの忘れですが。
「覚える気がない」から落ちていくのです。「記憶しよう」という意欲 がなくなるから、記憶できなくなるのです。(182ページ)
 絶対的な記憶力が落ちるのは否定できないものの、落ちると決めつけるのは早計だと言います。
 たとえば電話番号にしても昔は覚えていた人もいるでしょう。
 それはもちろん必要があったからですが、今の時代にわざわざ暗記する必要はありません。
 それが「覚える気がない」ということにつながっているのかもしれません。





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